にくブログ

にく✧

年齢にまつわるはやとちり

僕が13歳くらいの頃

精神状態が酷く悪くて

自殺した方が楽なんじゃないか

心が楽になる日はくるのか

もしかしたらずっとこんな精神が苦しいかもしれないと生き地獄だった

学校に行き勉強、部活、塾、心が休まる暇が全くなかった

13〜17までの僕の夢は、仕事とか、彼女とかは全くどうでもよくて、「全てにおいて楽になりたい」だった

 

すると高校3年生になると、実は統合失調症だと分かり、全てにおいて楽になったのだ。高校は寮に入ってたのだが、50人くらい寮生がいる中で、僕一人だけが一人部屋だった。高3なんで自分から挨拶する必要もなく、部活も3年の5月からは進路に向かうのでする必要もなく、一人部屋なので、2人部屋のように悪口や喧嘩もない。統合失調症だと考慮され、保健室で気楽にやってた。

ようは、ほんとうに全てにおいて楽になったのだ。

 

すると今度は、楽になったのはいいけど、頭が良くなりたくなったのだ。

僕は、頭が良くなりたくてしょうがくなっていた。

18歳からは、一人部屋で、村上春樹1Q84や、あらゆる小説を読みまくった。

しかし、なんか頭良くないのだ。なんでなんだ?なんか分からんけど頭良くないのだ。

18歳〜19歳で漢字検定を取った。車の免許も取った。だが、そういうことができていても、なんか頭良くないのだ。

大宰治や川端康成の本を読んだり、安部公房を読んだり、海外の小説を読み、詩を書いたり、小説を書いたり

だが、いくら何をやっても、なんか頭良くないのだ。

頭良い、を知りたかった。頭良いの世界を知りたかった。

だが、どんなに何をやっても、頭良いのかけらも分からんかった。

そして、ある日、とんでもない神秘体験をした。覚醒剤や恋愛や夜空がヘロイン的で、神や、魔王や、ヒトラーや、ニーチェが見えるような体験をした。

22歳で統合失調症の再発として入院、退院した時の僕は理屈抜きで「頭良い人」になった。頭良い人の世界を得たのだ。

 

23歳になると、頭良い人が理解できたので、すると今度は、宗教になった。神や仏、あの時の神秘体験は?パパジやマハルシ、おしょー、寺、キリスト、あらゆる宗教を学んだ。しかし、悟りを求めたり、あの時の神秘体験をもう一度したい、あの時のなんとも言えぬ、素晴らしい神秘体験を、などと、宗教的な修行をすればするほど、邪道の悪魔のような心になった。やればやるほど悪魔が寄ってくる。最悪だ。26歳でもう宗教の修行はやめよう。となった。

 

すると、26歳で、ローマ法王に触れ、大日如来より上の悟りを得た。きりがないほどの宗教の歴史が全て、僕の頭に現れた。僕は神も仏も何もかもの宗教を全て見るという悟りを得たのだ。

 

すると今度は、27歳になると、そろそろ真面目に仕事したい、になった。仕事とはなんぞや、となり、仕事にまつわる本を20冊読んだ。まあ、こんな感じなら別に普通に仕事すりゃいいわけやな。になって、27〜29まで仕事を普通にするようになった。

 

そして気づいたのは、29歳の今の僕は、22歳の時に見た、ものすごい神秘体験の時のような感覚で生きてることに気づいた。そして僕は気づいた。22歳でそんなことを感じて、26歳くらいまで、あれがもう一回体験したい体験したいなどと言っていたが、29歳の今の僕はそんな感じで生きてるわけで、ずいぶんはやとちりなんだな俺はと思った。

 

その時の歳で普通になれば幸せなようなことをしてればええやん。になった。まあ早い話が生きてれば、今求めてることは8年くらい先の自分からしたら普通のことで、求めもしないし、当たり前なんやな、と分かった。

 

B型作業所通所・精神科
治療抵抗性統合失調症
精神障害者手帳2級
いわみつ

漢字検定準1級所持者
Word3級所持者

産業能率大学情報マネジメント学部現代マネジメント学科在籍中。

過去、養鶏場や木材会社、清掃、椎茸栽培など13箇所の職場を転々とする。

18歳で高校を卒業後、22歳までに111冊小説を読む。精神科に入退院を5回する。27歳からちゃんと働き始める。現在は漫画やCD、DVDを買いまくり娯楽放蕩にあけくれている。