2023-02-01 第1片 轍 1 ぱらぱらと背筋の行列が疾る 見つめあう界隈 戸の横に飾る光の砂 2 正午のひととき 笑う黄色をなまめかしく思う 3 よぎったことを拭き取る神秘 手にしたら また笑うローターゾーンに帰す 4 知らない人の車の中で夜の明るさと孤独の輪で立ち小便をする子