にくブログ

にく✧

昔書いた詩

煩い静寂

 

孤独の神がいたら 僕は貴方に愛を与えたい
その孤独を分けてもらえるなら 話しかけないが手に入れる
愛も恋も知らないなら 知らない分を僕にください
その知らないは 誰よりも知ってるから

行方も孤独という洞窟で 洞窟の温度は無の温度
叫びは鳴り止んだ もう静寂でさえ煩かった
風が黒い 扉の向こう側は奥という世界で
あなたと一緒に あなたと僕で ここに個々を描こう

始まりの喧嘩を何度聞いただろう レフリーはいたか
どうして どうしてと云うの? どうして?
緑は青に比べれば少ない でも人は緑の方が身近だ
どうしてと聞いてくれる どうしてと云える

それなのにどうして どうしてばかり言うのだろう
叫ぶのだろう 泣くのだろう そう思うと どうしても歩けるんだ
貴方に近づきたい だからこんなに離れたんだ
孤独さえ 貴方に近づけるなら愛せるほどなんだ

光を求める 暗闇に囲まれ静寂に愛され
色々と複雑になって もっと単純になる
叫びと無と足跡が 傷跡となり
いつまでも愛を深く刻んでいく その時僕も貴方も個々を固める